2017年11月23日

胃腸の病気 2

前回の続き。

吐き気に悩まされて
しばらく。

病院で胃のレントゲン検査を受けた。

「上腸間膜動脈症候群」

私の場合は
胃に近い上部の腸の位置がずれてしまい、
他の臓器や骨、血管などに圧迫され、
消化がうまくいかなくなり、
圧迫されることで胃酸過多の状態が続いていた事が
吐き気の原因だった。

位置がずれた原因は
体重の変化のせいだと言われた。
急激に痩せた人や、
拒食症の人がなりやすい病気らしい。

治療方法は
このまま様子を見て位置がもとどおりになるのを待つか、
開腹して位置を戻すか、
2択だが、
位置を戻すために開腹手術を行う例は少ないと言われた。


私も良くはなりたいが
手術まではする気にならず、
何よりも、
それ以前に、すでにアトピーで親に負担をかけているのに
さらに手術費を払ってもらうのは気が引けた。

結局、
成すすべなく、耐えるしかなかった。

良くなるまで2年近く。
ひたすら吐き気に耐える生活だった。

途中、
中学校の修学旅行はこの病気を理由に行かなかった。
みんなのペースに合わせながら
旅行をするのはムリだったから。

高校の進学先も、
自宅から一番近い学校にした。
吐き気を持ちながらバスや電車に乗って
遠い所に通学するのはムリだったから。

この胃腸の病気がなければ、
思春期の過ごしかたが違っただろう。
進路や将来の選択肢も違っただろう。
形成された人格も違ったかもしれない。
すでにアトピーによって影響を受けた人格ではあるが。

高校生活の途中でだんだんと
吐き気はおさまった。
今は胃腸の病気は症状はない。

時々、吐き気があると
また厄介なあの病気になったのではないかと、
強い恐怖心に駆られる。


厄介な病気はアトピーだけで充分だ。

ラベル:アトピー
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2017年11月18日

胃腸の病気 1

自費治療のステロイド注射をやめた後。

副作用で増加していた体重が落ち始めた。

そのころ、中学生になり成長期をむかえた。

中学校1年生から2年生の間で
身長が20センチ近く伸びた。

体重は減り、身長は伸びる。

ムチムチだった体形が
ヒョロっとした体形になった。


体が、

その変化についていけなった。


普段、疲れやすく、
学校から帰宅した後、
コタツでうたた寝をしていた。

中学2年の ある日。


突然、

強い吐き気に襲われる。


吐かないけれど、
胃のあたりが気持ち悪い。

強い胃もたれのような不快感。

いっそ吐いて楽になりたいぐらい。
でも、
食べて気持ち悪いわけじゃないので
吐こうとしても、吐けない。

あまりの吐き気で食欲がなくなる。


その時は
風邪の引き始めか何かで
一時的な症状だと思っていた。

1日か2日もすれば治るだろうと思っていた。


でも、
数日たっても良くならない。


さすがに、
本能が食事で栄養を取らないと
まずいと訴える。

食べようと試みても、
吐き気が邪魔をする。

口に入れた一口を飲み込むのに
何分もかかる。


胃の中に充満する吐き気で、飲み込めない。

食事の後には
吐き気がさらに強くなる。


朝ごはん、
ジャムをつけた食パン1枚を食べるのに
1時間かかる。

給食、
限られた時間の中で少ししか食べられない。
教室に充満する食べ物のにおいと
クラスメート達の騒がしい声が
うっとうしく感じる。

夜ご飯、
テーブルに並ぶ食べ物から
食べやすいものだけ口に運ぶ。
1日中吐き気に耐えていた疲労感の方が強く、
食べる気にならない。


普通とは違うだろうが、
我が家ではこの程度になっても
病院に行くという流れにならない。

そういう環境で育つと、
それが当たり前だと思って育つ。

それもあって
当時の私は
「病院は、基本的に入院するような
大きな病気になった人が行くところ」
という認識を持っており、

まだ自分は病院に行くほどの病気じゃないと思っていた。


2週間ほど吐き気の症状が続いたころ、
アトピーの薬をもらっていた
個人病院の内科クリニックに行く時期になった。

このタイミングで
母親が
「いつものクリニックに胃腸科とも書いてあるから
 今度先生に聞いてみようかねぇ」
と言う。


私自身も長く続く吐き気に
すっかり まいっていた。


クリニックの先生に
胃の症状を伝えると、
「なんでもっと早く来ないの」
と怒られ気味に言われた。

(私、もっと早く来てよかったの?
 こんなに長く我慢してなくてもよかったの?)
と思い、母の方を見ると、

母は、
「まだアトピーの薬があったので…」
と言う。


人間の考えとは個人差が大きく、
その溝は埋まらない。

母を責めるつもりはない。

私も幼少期からのアトピーのおかげか、
我慢強いところがあるのだと思う。

私に限らず、
アトピーの人は、
アトピーじゃない人よりも
多くの我慢を経験し、
我慢耐性ができていると思う。


やっと受診したクリニックで
胃のレントゲンを受け、
悩まされた病気が診断される。



続きは次回。


この胃腸の病気は
アトピーの症状ではないけれど、
記録しておこうと思う。

尚、この頃のアトピーは
顔、首、ひじの内側、ひざ裏、腹部など
部分的に湿疹があった。
汁は出ていなかった。
体全体がいつもカサカサしていた。

処方は
アレルギーの内服薬と
保湿用のクリーム。

今思えばこの頃の保湿ケアは
いい加減で、きちんとできていなかった。

ラベル:アトピー
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2017年11月05日

自費治療の注射

小学校高学年の時、
自費治療の注射をしていた。

町のクリニックの内科で。
認可が下りていないステロイドを注射する。
保険が効かないので治療費は高い。
2週間に1度、注射をしていた。

病院のベッドに寝かされて、
首に注射をする。
先生は私の首をぐりぐりと押しながら注射針を刺す場所を探す。
ボールペンで首に印をつけて、
さらにぐりぐり頭をして念入りに確認する。
なぜ注射を打つ場所が首なのかわからない。腕ではダメなのか。
とにかく、ぐりぐりされるのが痛かった。
注射の針が刺さるよりも、このぐりぐりの方が痛かった。
先生は、場所を確認する時も注射を打つ時も「動かないで」と何度も私に念を押した。
少し離れたところで待つ母親にも、絶対に動かないように、と言った。

太くて大きい注射器から薬が入ってくる。
首の中の、食道とは違う場所に液体が流れる感触がした。

注射を打った後、正しい場所に薬が入っているか先生は入念に確認をする。
30分横になって休んで様子をみる。
なんともなければ、その日の治療は終わり。

注射の効果。
肌の調子は変わらない。
かゆいし、湿疹もできるし、ガサガサ。
むくんで、体重が増えた。
体毛が濃くなった。

効果はよくわからず、
副作用の方が目立った。
特に体重は急激に増加した。

数ヶ月、この注射治療を受けたが、
アトピーに対する効果がなく、
治療費のことも気になったので、
注射はやめたい、と母親に言った。

母親は「後で効果があればいいんだけどねぇ」と言った。
高い治療費を払ったのだから。
私もそう思うけど、
そんなに高い治療費を払ってまでする治療ではないと思った。

注射を止めて、体重が元に戻った。
この体重の変化は、後に別の病気の一因になった。
それについてはまた次回。

posted by hitomi at 23:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする